2014年5月6日火曜日

Try WiMAXを使ってみた。乗り換える価値はありそう。

自宅と外出先でいかにトータルで通信コストを下げるかを追及していたら、やはりWiMAXについてチェックしておくべきだろうと思い、試してみることにしました。

速度制限ナシは、WiMAXだけ。WiMAXなら家でも外でも使い放題とか、
PCもタブレットも外出先で快適ネット!速度制限ナシは、WiMAXだけ。とか、
ワイヤレスなのに驚きの速さ、とか
言われてもよくわかりません。

でも、家でも外出先でもパソコンでもタブレットでもスマホでも、1つの契約でネット接続できるなら、安上がりです。スマホのSIMカードで二段階式のプランに入っていても、通信料が低いほうだけで済ませられます。(月に1GBまでならU-mobileのダブルフィックスプランが安いですが、ずっと680円(+税)で済むし、いっそそれもやめて解約したiPhoneでもWiFi端末として使えます。)

ツイッターでは、WiMAX2+(ワイマックス・ツープラス)が光通信より速くてすごい、というツイートを見かけるので、私が住むエリアもツープラスのサービスが始まったら乗り換える価値はあるかも、と思い...。

とりあえず、自宅の「WiMAX」エリアと、時々カフェ休憩する「WiMAX2+」になっているエリアでの送受信状態を見てみました。

ちなみに、上記UQ WiMAXのリンク先に、サービスエリアを確認できるリンクが貼ってあります。

私の場合、濃いピンク色の地域2014年4月15日時点のWiMAX2+/WiMAXサービスエリア)や薄いピンク色の地域2014年7月末までに拡大予定のWiMAX2+サービスエリアおよび2014年4月15日時点のWiMAXサービスエリア)の数キロ外側の黄色のエリアなので、これまでのWiMAXネットワークしか使えません。

で、試しに自宅のNTT西日本のルータから接続しているLANケーブルをパソコンから抜いて、既にストレスなく使えているBUFFALOのWiFiルータからの無線LANと、UQ WiMAXに申し込んで15日間の無料トライアル中のTry WiMAXWiFi Walkerで比較してみました。

ちなみに、こんな感じで、返信用のゆうパックラベルとともに届きます。

まだ携帯電話を契約中ならネットで簡単に申し込めるのですが、私は050IP電話に乗り換えているのでそれができず、本人確認用に免許証コピーを添付して郵送申し込みが必要で、ちょっと面倒でした。





届いて、充電さえ完了したら、マニュアルを読まなくても、さわっているうちに繋がります~。繋がったあとに切断されて分からなかったら、再起動すれば繋がります。(よい子はちゃんとマニュアルを読みましょう。)

従来のWiMAXエリアでしかないけど、Web検索や、Facebook、ツイッターなどの利用、YouTubeなどのストリーム再生での視聴、メール送受信など、複数のことを同時に行っていても、フレッツひかりの有線LAN接続と比較して、あまり差を感じません。最速のWiMAX2+エリアでなくても、ネットでやってることが限られてると全くストレスを感じないです。(このブログ記事も、Try WiMAX接続で編集しながら書いています。)

私のノートPCは無線受信機を内臓していないので、BUFFALOの無線受信機(子機)で受信状態をチェックするのですが、BUFFALO親機への接続なら、65Mbps。Try WiMAXの接続なら150Mbpsというスピードが出ています。
NTTフレッツのルータに繋いでいるBUFFALO WiFi親機との接続速度。65Mbps.

Try WiMAXとのBUFFALO子機での受信速度。150mbps。

これならWiMAX2+に移行しなくても、今のプロバイダとNTT西日本フレッツの2年縛りが終わる今年末は乗換えだ!!と思ったのはちょっと勘違い。

これはあくまで、室内にあるそれぞれのルーターからパソコンへの送信スピードでした orz... 。

WiMAX2+でさえ、”下り最大が110Mbps”というのが売りなので、外から来る電波ではこんなに出ないわけです。

ファイルをダウンロードしたり、メールを受信したり、動画をストリーム再生したりするときの「下り」の最高通信速度では、WiMAX2+はWiMAXの3倍近いですが、アップロードなどの上りの場合は10Mbpsなので、1.5倍ぐらいの時間がかかってしまう。

10Mbpsというと、ASDLが普及したときの10倍なので、文書や画像、あるいは音楽ファイルぐらいはあまりストレスを感じずにアップロードできますが、ギガバイト(GB)級のファイルだと、一般的に上り下りとも100Mbpsの光通信とは比較にならないくらい遅いことになります。




それを実感したのが、試しに4GBのDVDの圧縮動画をGoogle Driveにアップロードしようとしたとき。連続で全曲のビデオを視聴すると45分になる量です。BUFFALOの親機を経由したNTT西日本のフレッツの回線だと、入り口のWiFiが65Mbpsであっても、1%ごとに10秒、つまり1分なら6%、10分なら60%のデータ転送ができるので、17分あれば完了します。また、LANケーブルで繋ぐと11分で完了。

これが、Try WiMAXだと、たとえデバイスどうしで150Mbps出ていても、1%転送するのに数分...。停止するわけではないのですが遅い。昔、すごく重いファイルの転送は寝る前や外出前に開始して、PCの前に戻ってきたらできてたって感じでしたが、そうなると思います。

ということで、1GBを超えるような数十分の動画ファイルをちょくちょくアップロードするような生活の人だと、やはりフレッツのような有線のブロードバンドが必要(しかも、フレッツ光ネクストだと下りも上りも1Gbps、つまり今の10倍になるという)。でも、時々CDの曲を転送する程度ならWiMAXやLTEに繋がれば、ネット環境はほぼ満足かも。十分下りは光通信並み、上りはADSLが進化した頃並みの環境が得られるわけです。

なんせ、このポケットに入るようなデバイスだけで、NTTに来てもらって回線の設置して、ルータにいろいろ線を繋ぐことに匹敵することが出来てしまってるわけです。

充電さえしておけば、そのルータをカバンに入れっぱなしで、家でも外出先でも使えます。ルーターは複数使うことも可能なので、家用外用とを分けてもいいかもしれません。(複数台数の場合は制限があると思いますが。)

解約して死んでるiPhoneでもカメラや音楽プレイヤーとしてだけでなく、コミュニケーションツールとして050IP電話の受信機としてもスマホWeb検索機としても使えます。(iPhoneなら050IP電話も安定的に使えることについては、前投稿をご参照。)

なお、私がTry WiMAXとして使っているWiFi Walkerは、このバナーに出てるタイプと同じ、ファーウェイの最新モデル。



これはWiMAX2+エリア対応なのですが、ツープラスに対応していないルーターも貸し出しているので、チェックが必要です。

WiMAXの利用料は、だいたいどこでも3650円ぐらい(プラス消費税なのでほぼ4000円)。UQ WiMAXと直接契約しても、提携しているプロバイダと契約しても、実質数十円程度しか違いません。(ちなみに月額が3000円未満になっている場合は、たいてい初期費用が18000円以上かかります。)

これだと、フレッツ光などのNTTの料金とプインターネット・プロバイダコストの合計額と同じぐらい。ヘビーなファイルをアップロードする必要のない人は、日本中にそこそこのブロードバンド環境をカバンやポケットに入れて持ち歩けるという利便性をゲットできます。

NTTフレッツ系のサイトというのは、ログインひとつでも発狂しそうな面倒を客にかけるし、トラブルで相談したくても客に長文を読ませて、NTT語で何に該当するかを回答させようとする殿様商売(固定回線では未だ地域独占企業)なので、できることなら離脱したいと思っています。

とりあえずはWiMAX2+エリアに昇格するまで待ってみようかな~。それまではどこでもという訳にはいかないけど、現在無料利用の権利があるフレッツ・スポットを使っておこう。(WiMAXになったら、フレッツのサービスを提供する飲食店などがなくても、そこらの道端でも高速ネット接続ができるので車の人には早めの乗り換えがおススメ。)


[追記です]
WiMAX2+エリアにぎりぎり入っている駅に隣接するカフェでファイル転送を試してみました。ツープラスエリアということは、既に従来のWiMAXもLTEもカバーしているエリアと重なります。こういう環境でのTry WiMAXのWiFi Walkerでの送受信状況はどうなるでしょうか。

ここはWiMAX2+がいつのまにかWiMAX、LTE、そして通信モードもHS(ハイスピード)とHS+A(ハイスピード・プラスエリア)を遷移する状態だったので、WiMAX2+ネットワークで安定している状況ではありません。また、音楽CDのアルバムをアップロードする程度ならあまり問題はないと思えます。

 WiMAXのアンテナ5本とWiMAX2+のアンテナ2本を行ったり来たりしていたのですが、再起動を繰り返していると、WiMAX2+のアンテナ3本で落ち着き始めました。

この15分後ぐらいから、4GBのファイル転送を開始したのですが、最初の1%が進行するまでに10分以上かかっていたので、これは1時間でも5%程度ではないかとがっかり。

その上、何度もWiMAXに戻ってしまうので諦めていたのですが、30分たった頃には7~8%転送できていました。
何度か通信モードを「ハイスピードプラスエリア」(HS+A)に設定したのですが、数分後にやっとそれが反映されていました。若干速くなってきていた気がします。

マニュアルを見ると、WiMAX2+の電波受信はアンテナ3本が最高だと思いますが、この頃は1%進行するのに1~2分ぐらいという印象。

ただし、音楽を聴こうとして勝手に繋がってしまっていたiPhoneや、自動更新するGmail、Facebookを開いたままでした。

いつのまにかLTEネットワークに変わっていました。LTEというのは携帯電話用という印象ですが、LTEでHS+Aのときに、一番ファイル転送速度が速くなっていて、1%(つまり約40MB)進行するのにに70~80秒程度ですむようになっていました。


GmailやFacebookタブを閉じ、iPhoneのWiFiモードをOFFにしたので若干スピードアップした気もします。

1時間経つ頃には24%転送完了、1時間半経つころには37%完了。この頃には1%転送に2分だったことになります。

最初からこのスピードが維持できていれば1時間半(90分)あれば40%以上、つまり2GB近く終わっていたと思うので、WiMAX2+に最速で繋がるエリアだと4GBのDVD相当のファイル転送は、ごくたまに行う程度なら問題ないのではと思います。

DVDの10%が音楽CDのアルバム(400MB)ぐらいに相当するので、CDであれば20分ぐらいで完了です。また1曲ならさらにその10分の1の40MB以下なので2分ぐらい。


ADSLでのブロードバンドが普及し始めた2002年は1Mbpsでも、それまで1分かかったウェブサイトを開くのに1秒で済むと感激していましたが、それが10Mbps、100Mbpsと進化。...と思ったら、100Mbpsをマンションの住民で共有するようになりました。(ルータに VSDL 100ではなく、もっと小さい数値が書かれていると、それ以下のスピードで共有しています。)

それでもついこの間まで1MBを超えるファイルの転送は、サーバ側が受け付けなかったりしていたから数百KBの写真も複数転送するには注意が必要でした。それが1GBぐらいまではクラウドサーバも無料になり、ファイルのアップロードできるようになってきました。(メールへの添付はまだエラーが出やすいと思います。)

パソコン自体の性能が上がったので、GB級のファイル転送をしながら、SNSでコメントしたり、ブログ編集したり、画像の加工をしたり、動画のストリーム再生もできるようになりましたが、同じ回線を使うものは、ファイル転送を加速させたいときには、停止したほうがよさそうです。

ちなみにGoogle Driveのストレージは、今年3月に100GBが月1.99ドル、つまり200円程度まで下がりました。いつでも簡単に解約できるので、不要になれば15GBの無料に戻せます。一般ユーザの文書や表計算シート、画像データのファイルぐらいなら15GBでもなかなか使い切れないと思います。


Google Drive右下のこのファイル転送ペインのキャプチャも時系列で一緒に撮っておくべきでした。この24%進行時点が転送開始から67分ぐらい経過したときです。最初30分のコンディションが悪かったので、この程度ではありますが。

公衆無線LANなどを完備した店舗や駅などが期待できない場所へ旅行するときには、WiMAXレンタルを使いたいと思います。



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