2013年8月7日水曜日

本気で国会をひっくり返すのは、青色LED裁判で闘った辣腕弁護士

7月の参議院選挙の翌日である7月22日に、全国47都道府県の選挙区で一斉に、選挙無効の提訴が起こされたのはご存知でしょうか。

司法にしかできないことがあります - やりなおし選挙で一人一票を実現しよう


12月の衆院選でも同じく弁護士グループを率いて違憲や選挙無効の判決を勝ち取ったのが今回と同じ、升永英俊(ますなが・ひでとし)弁護士ですが、この闘いはこれまでのような単なる「一票の格差是正」のためだけではなく、この国に民主主義を立ち上げるための闘いと位置付けています。

AERA 2013年 7/29号


Web上では、なかなか読みやすい記事がみつからなかったのですが、アエラ7月29日号に升永弁護士の特集が出ていました。

今回の違憲だけでなく「選挙無効」という判決を勝ち取ったのが戦後初という快挙なのに、報道はほぼ黙殺しており、升永弁護士の名前さえ周知されません。が、升永氏はあの青色LEDの特許権をめぐる裁判で、一審で200億円の報酬を企業から開発者社員に勝ち取ったり、武富士事件では国税庁に勝訴したほどの辣腕弁護士なのです。

これまでも、一票の格差是正のための訴訟はありましたが、実際には何も変わらないままでした。が、升永さんはそもそもの発想が違います。

以下に少し抜粋しますが、紙版で4ページだけの記事なので、ぜひ、時間をみつけて書き起こし全文を読んでみて下さい。升永さんを知る人が増えれば、この国はかなり短期間で変わるかもしれません。すでに周囲の若い弁護士らが変わりつつあります。


そう思うのは、あなたが自力で
この国を変えようと考えていない傍観者だからだよ
升永さんのブログ記事に紹介されているアエラの記事冒頭に、著者の山田清機さんのことばが出てきます。
「どうせ、世の中変わりませんよ」
その山田氏に対して「傍観者だからだよ」と返してはいますが、多忙を極める人が初回だけで6時間もl割いただけあって、しっかり取材にはつきあってくれています。

山田氏の記事は、升永さんの長期戦略や、民主主義への思想の背景まで限られた紙面で詳述してあります。升永さんは、最後のゲームを楽しむような感覚でありながらも、本気でこの国を変えようとしている71歳の弁護士です。

単なる一票の格差是正ではなく、これまで一人前未満に扱われてきた有権者が民主主義での権利をとってくるための闘いと位置付けられていることが、次のようなことばからわかります。

「国民少数決によって選ばれた国会議員に指名された首相は、無資格なんです」

「日本という国は、国家権力を行使する正当な資格を持たない人が国会議員をやり、その無資格国会議員が選んだ無資格首相が憲法を改正しようとしている、デタラメ国家なんだよ」

では、全文書き起こしへのリンクを貼っておきます。
(画像を右クリックを使って別タブで開くとほぼ原寸に拡大もできます。)


弁護士 升永英俊







どうせ世の中変わりませんよ、という山田氏のこの記事が、私は世の中が変わり始める一助になると思っています。

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